当院の特徴

虫歯や歯周病は、きちんと予防を心がけていれば、未然に防げる病気です。そのための診療分野として「予防歯科」があるのですが、これはお口だけでなく、全身の健康にまでつながっている分野です。

全身の健康を保つには、栄養のある食物を摂取する必要があります。その食物をよく噛むためには、歯が健康でなくてはなりません。つまり、健康な歯で食べ物を小さく噛み砕ければ、消化器官への負担を軽減でき、結果として全身機能にも良い効果をもたらすということです。

歯は、治療のために一度削ったり抜いたりしたら、二度と元には戻りません。また、歯周病で溶けてしまったあごの骨も、基本的には元通りになることはないのです。だからこそ当院では、歯が悪くなる前の「予防」に力を入れて取り組んでいます。

大切な歯を生涯にわたって守るためには、幼少期から定期的に歯科医院に通うことが重要です。私どもではお子さまがまだ小さな頃から、生涯にわたって健康なお口であり続けられるよう、患者さまをサポートしていきたいと考えています。

そのため当院では、患者さまごとに専任の歯科衛生士をおつけして、45～60分の施術時間をしっかりと確保。クリーニングやフッ化物の塗布など、一人ひとりに合ったセルフケアの指導をいたします。

予防は歯科医院だけの力でできるものではなく、患者さまご自身の努力も不可欠です。私どもでもできる限りのサポートをいたしますので、ご一緒に協力して、お口の健康を守っていきましょう。

歯の治療は「痛い」というイメージをお持ちの方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

痛かったりしみたりする治療は、誰だって嫌に決まっています。しかしそのせいで歯医者の受診を先延ばしにしてしまい、虫歯や歯周病の悪化を招いてしまうのも困りものです。そこで当院では、なるべく痛みを感じさせない、痛みの少ない治療を実践しています。

治療中の痛みを軽減するために麻酔をかけることがありますが、そもそもこの麻酔注射自体が「痛い」とおっしゃる方も少なくありません。私どもの歯科医院では、麻酔注射の痛みが少なくなるように、注射の打ち方を工夫しています。

まず、針が刺さる際の「チクッ」とする痛みを軽減するために、歯ぐきに塗るタイプの表面麻酔を使用します。あらかじめ歯ぐきに弱い麻酔がかかるため、針を刺した際の痛みの軽減が可能です。

また、注射針は細ければ細いほど刺すときの痛みが少なくなるので、ごく細いものを採用しているほか、麻酔液の注入には電動の注射器を使っています。電動式注射器で麻酔液の注入速度を一定に保てれば、痛みを感じにくいからです。

このように当院の院長なら、これまで培った経験を活かし、痛みに配慮した治療が可能です。痛みが苦手で受診をためらっている患者さまも、ぜひお気軽にご来院ください。

私どもは、患者さまとのコミュニケーションを重視している歯科医院です。一人ひとりのお話に真摯に耳を傾け、治療の内容などについて、納得いただけるまできちんとご説明いたします。

治療に際しては患者さまのお気持ちに寄り添うよう心がけ、プライバシーに配慮した完全個室の診療台で、丁寧なカウンセリングを行っています。

当院のカウンセリングでは、まずお悩みやご希望をよく伺った上で、お口の状態や症状に合わせ、いくつかの治療方法をご提案。通院の回数に関しても、無理なく通っていただけるよう配慮を欠かしません。

歯周病などのお口の病気は、全身の健康にも影響するケースがあるのをご存じでしょうか。逆に糖尿病などの全身疾患が、歯周病と密接に関係していることも、最近の研究でわかってまいりました。

そのため私どもでは、「お口の中だけ」を見るのではなく、全身の健康と深い関わりを持つ「患者さまの生活背景」を把握した上で、患者さまそれぞれに合った治療方法のご提案や、生活習慣の改善に向けたアドバイスを実施しております。

治療方法をご説明する段階では、メリットやデメリットはもちろん、どのくらいの回数ご来院いただくことになるかといった点を、丁寧にお伝えいたします。

また、レントゲンやお口の中を撮影した写真だけでなく、カウンセリング用のアニメーションソフトも活用して、わかりやすくご説明。アニメーションは視覚的にも理解しやすい方法ですので、治療の内容についても一段とご納得いただきやすいのではないでしょうか。

もちろん、現在のお口の状況を拝見し、何かほかにも問題が見つかれば、その解決策も同時にご提示いたします。

患者さまのプライバシーに配慮し、カウンセリングから治療、メインテナンスまで全て完全個室で行っている当院なら、周りの目を気にせず、安心してお悩みや疑問をご相談いただけるでしょう。

私どもは患者さまのお口の悩みを解決することで、いつまでも健康に笑顔で暮らしていただきたいと考えています。歯やお口について気になっていることがありましたら、何でもご相談ください。より良い解決方法をご一緒に考え、お悩みの解消を目指します。

「レントゲン写真や図を見せられても、今一つ自分の口の状況が把握できない…」といったご経験はありませんか？

当院では、お口の中を撮影できるペン型の「口腔内カメラ」を使用し、治療前・治療中・治療後における歯の様子を、きちんと患者さまと共有しております。

治療前の状況だけでなく、治療中の経過や治療後の状態も確認できますので、ご自身の歯が現在どういった状態なのか、今日はどのような治療をしたのかなど、治療内容に対する理解と納得の助けになるでしょう。

このように私どもでは、患者さまに対してできる限り誠実な姿勢で治療に臨むよう、日々心がけておりますので、どうぞ何なりとご相談ください。

大人でも、歯医者が苦手だとおっしゃる方は少なくありません。ましてや小さなお子さまの場合、「怖い」という気持ちはより大きいのではないでしょうか。

子供のときに「痛い」「怖い」歯科治療を経験した場合、それがトラウマとなってしまい、大人になっても「怖くて歯医者に行けない」とお悩みの患者さまもいらっしゃいます。お子さまの歯科治療とは、想像以上にデリケートなものなのです。

当院では、お子さまにそのような辛い経験はさせません。歯医者に行くのは「楽しい！」と思っていただけるよう、お子さまの気持ちに寄り添うことを第一に考えた治療をご提供いたします。

それぞれのお子さまのレベルに合わせ、まずは診療台に座るところから始めたり、お口の中をミラーでお見せしたりと、段階を追って徐々に慣れていただけるよう取り組んでまいります。

お子さまにトラウマを植え付けないよう、押さえつけたり無理に治療したりはいたしません。一人ひとりのレベルに合った治療を行っていく考えですので、保護者の方にもご安心いただけることと思います。

歯科医師や歯科衛生士が「歯科医療のプロ」なら、「子供の相手をするプロ」は保育士だと言えるのではないでしょうか。私どもの歯科医院には、その「子供のプロ」である保育士が在籍しており、一人ひとりのお子さまの気持ちに寄り添った治療が可能です。

ご自身の治療を希望される保護者の方も、その間お子さまが1人で待っていられるかが心配で、通院をためらわれている方が少なくありません。

当院ではお子さまに楽しくお待ちいただけるよう、キッズルームやファミリールームを設置しています。さらに、ご希望があれば保護者の方の治療が終わるまで、保育士がお子さまのお相手をすることも可能です。

このように私どもでは、お子さまと保護者の方双方に気持ちよく通っていただくための環境が整っています。お気軽にお子さま連れでお越しください。

虫歯の治療では、どうしても患部を削る必要があります。しかしここまでにお話した通り、歯というものは、一度削ってしまったらもう元には戻りません。治療を何度も繰り返していくうちに、健康な歯の組織はどんどんなくなっていってしまいます。

また、歯は削れば削るほどもろく、弱くなっていき、虫歯が再発しやすくなるリスクもあります。言い換えるなら、歯をできるだけ長持ちさせるには、なるべく削らない方が良いのです。

どれだけ歯科の治療技術が進歩しても、生まれ持った自分自身の歯に勝るものはありません。

当院では、患者さまご自身の歯を守るため、虫歯に侵されていない健康な歯の組織をなるべく削らずに、虫歯の部分だけを削る「MI治療（ミニマルインターベンション）」に取り組んでいます。

どのような治療を行う場合でも、奥歯など直接見るのが難しい部分の治療をする際は、歯科用のミラーを駆使してしっかり確認するものです。しかしMI治療では、さらに綿密な確認を行いながら、よりいっそう丁寧に削るよう注力しています。

さらに当院では歯を削る際、患部を拡大して見られる「拡大鏡」を欠かさずに使用しています。これはより精密な処置に一役買っており、必要以上に歯を削り過ぎなくて済むため、健康な組織を残しやすいというメリットがあるのです。

「歯のどの部分を削るべきか？」を判断をする際は、「う蝕検知液」を使用します。この薬液には、虫歯に侵された部分だけを染め出す働きがあり、患部に色がつくことで健康な部分との識別が可能です。本当に削るべき組織がどこか、目で見て判断できるため、健康な箇所の削り過ぎを防げます。

「う蝕検知液」で虫歯に侵された部分を染め出した後は、MI治療用の極細のバー（歯を削る器具）を使って、患部を少しずつ丁寧に削っていきます。

私どもではこのような取り組みで削り過ぎを防ぎ、健康な歯の組織を守ることにつなげているのです。